Q03. 無殺菌だと傷みやすいのでは?消費期限は?

 「想いやり生乳」は雑菌がほとんどゼロ(通常の殺菌後の牛乳よりまだ菌は少ない)ですので、基本的に腐敗することはありません。ただし、生きている乳なので、日々変化していきます(クリームが浮き、乳酸菌が少しずつ増えていきます)。新鮮な乳ほどあっさりしています。
 
 変化が少なく生乳としておいしく飲んでいただける目安として、一応賞味期限を搾乳後8日間に設定しておりますが、それ以降は飲めないという日付ではありません。賞味期限が過ぎても、嫌な臭い(腐敗臭)や苦味・ピリピリ感がなければ、何日後でも大丈夫です。
 ふたを開けた後も同様です。もし空気中の悪い菌が入れば、乳を栄養にして増殖しますので、すぐに嫌な臭いがし始めます。臭いがなければ大丈夫。
 ごく稀に後からカビがつくことがありますが、これも見ればすぐわかりますので、その場合は避けてくださいね。

 自然のままの乳ですのでクリームが浮きますが、分離は品質の劣化とは違います。本来軽いクリームが浮くのはあたりまえ、これが本当の生クリームです。さらに時間が立つと、浮いたクリームが凝縮していき、最後にはカチカチのバターになります。
 酸味は乳酸菌が増えた証拠です。自然のヨーグルトになりかけということです。この場合も腐敗ではありませんので大丈夫です。

 乳酸菌が先に増えるか、酵素が働いて分離が先に起きるか(クリームの分離とはまた別)、そのバランスによって微妙に違う変化をしますし、時にはいろんな種類のチーズが勝手にできたりもします。自然の変化というのはパターンではなく、予測がつきません。同じ日の生乳でも1本1本違いますので、みな違う変化をします。このように一切手を加えないで変化したのが本来の乳製品です。

 温度が高いと発酵が速くなります。腐敗はしませんが、新鮮なほどおいしく飲みやすいと思いますので、特に夏場は早めにお召し上がりくださいね。
 輸送の途中でも、積み替え時に外に積んでおく時間が長いと、届いたときにはすでに乳酸菌が増えているというケースも出てきます。せっかくの生乳、腐敗はしませんが、できればおいしく飲んでいただきたいと思います。