Q01.どうして殺菌しなくても良いの?

 日本の法律では、衛生の基準として大腸菌群が陰性かどうかで判断します。そのために殺菌がなされますので、殺菌温度と時間は大腸菌群を死滅させるために必要な温度と時間ということです。
 想いやり生乳は、生のままで大腸菌群は陰性ですので、殺菌する必要がありません。もちろん毎日検査をして確認後出荷しております。
 殺菌しないで出荷しているということではなく、殺菌する必要が全くない、日本で唯一の乳ということです。

 殺菌すると無菌になるような錯覚がありますが、殺菌は滅菌とは違います。実際はその温度では死なない菌が残ります(大腸菌群以外)。だから牛乳は腐ります。
 実は高温殺菌後に残る菌数よりも、生のままの想いやり生乳の方が少ないくらいなのです。低温殺菌乳とでは比較になりません。それくらいきれいなのです。

 そもそも殺菌した牛乳より菌は少なく(大腸菌群は陰性)、毎日検査して安全を確認したものしか製品にしませんから、これ以上安全な乳はありません。
 しかも酵素(45℃で不活性)乳酸菌(50℃で死滅)が生きていますから、全く腐敗することなく、発酵していきます。2年たっても腐らないで、すばらしいチーズになっていたケースもあります。

 乳は母親の血液です。母親が何を食べているか、どういう環境で暮らしているか、どういう空気を吸っているか、そして精神状態もすべて乳に出ます(人間も同じです)。母親がベストであれば当然乳もきれいだということの証明でもあります。しかし現実では、牛たちのベストがわからない、あるいは実現が不可能ですので、100年ほど前から人類は生乳を牛乳に加工して飲むようになりました。

 現代では人間の母親も、赤ちゃんが飲んでくれない乳が出てしまうため、直ちに粉ミルクを飲ませるということが多くなってきています。

 想いやりファームがあまりにも通常とかけ離れているため、ありえないということになりますが、実は乳は生で飲めることの方が自然でもあります。そして想いやりファームでは無理やりそういうものを作っているわけではなく、牛たちの幸せを追求していったら、殺菌が全く必要ない乳を出してくれているので、そのままお届けしているというだけなのです。

 大部分の菌は私たちにとっても必要なものです。想いやりファームでは、菌を殺しているのではなく、むしろ牛たちは菌と共存しています。菌に負けないことが大切なのです。